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日々徒然?になる予定
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・原作未読でうぃきと二次の知識しかないよ!
・相変わらずご都合主義だよ!
・雁おじ大好きだ!!贔屓するよ!!
・夢小説だけど名前変換できないよ!
・葬神主メインだけど藍色主もでばるよ!
・葬神主のデフォ名はフレイ!!
・藍色主のデフォ名はセツになっているよ!!
・沈黙主のデフォ名はスィレンツィオだよ!
・一人は鯖だよ!!
・二人は使い魔だよ!!


・藍色主の零とは別設定だよ!

倉庫戦後





 ライダーとそのマスターであるウェイバー・ベルベットは戦車で空を翔ていた。少年は気難しそうに、先ほど接触したサーヴァントを思い浮かべていた。剣使いの少女に最速のランサー。規格外と言って良い金色のサーヴァント___宝具(弓)を投げつけるからアーチャーであることが伺える。宝具を使い捨てるなんて、そんなバカなと叫びたかったに違いない。
 それにあの金色の子供のサーヴァントが異常だ。ステータスの読み取りが出来なかった事も言えるが、該当するクラスはアサシンやキャスターそれにバーサーカーでしかない。アサシンは昨夜伺い見た使い魔から別の姿___全身黒タイツに仮面___でアーチャーに穿たれていた。つまりはあの子供はキャスター・バーサーカーであることが分かる。しかしながら三騎士と言われているセイバー・ランサー・アーチャーにたかが魔術師(キャスター)が肉薄できるだろうか。出来る訳がない。じゃあ___。

「おい、ライダー」
「どうした、小僧」
「あの子供サーヴァントってさ……バーサーカーになるのか?」
「狂戦士には見えなかったがのう」
「あーーーもう」

 分け分かんないよ、と小さくウェイバーは零した。一日で色々あり過ぎだと愚痴るマスターを尻目にライダーは先ほどの交戦を思い起こす。ライダーが英霊に奉られる前___イスカンダルとして生きていた頃であっても、あの子供のような使い手がいただろうか。難敵の登場に年甲斐もなく、その芯を暑くさせているのは彼もまた武人が根底にあるからなのだろう。

(実に面白い)

 くくく、っと笑いを噛み殺すライダーを恨めし気に睨みつける少年を流しながら、次に彼らと見えることを楽しみに思う。現世は面白い。様々に溢れた娯楽も、この未熟なマスターの成長も、生前果たせなかった願望も、ここでは叶える事ができるのだ。心躍らぬわけがない。血を踊らせ、蹂躙する生前を思い起こせば刺激が足りなく思う。予測不可能なイレギュラー?結構なことだ。

「坊主帰るとするかの」
「……そうだな」





 倉庫街にて行われたサーヴァント達の前哨戦を高い位置から覗いていた男がいた。どこか草臥れた雰囲気を持つその男の名は衛宮切嗣。この度の聖杯戦争においての真のセイバーのマスターであった。魔術師殺しと言われている、銃火器や電子機器を扱い厭わぬ魔術使いであった。この男には野望がある。『世界平和』。何を犠牲にしてでも、行われるべきもであると考えていた。自身が愛している妻をも犠牲にしてでもだ。男の願いを叶えられる方法___願望器である聖杯による人類への強制だ。そうすれば誰も彼も争わずにすむ。
 しかし予想に反して彼の歩みは上手く行っていない。聖杯に選ばれ令呪が出たは良いもの、強力なサーヴァントとして呼び出したセイバー___真名をアルトリア・ペンドラゴン___アーサー王伝説に唄われるアーサー王その人だった。正直言おう、相性最悪と言ってもいい。かのセイバーは清廉を良とした、そう騎士然とした人物だった。不正を憎み、正々堂々を善とした人物だ。まるで、切嗣とは正反対と言っても良い。実利を善とし、結果を求める男。合うはずがないのだ。ヒーローを思慕し、英雄を厭う切嗣は『小娘なんぞに___』という思いが内在しており、令呪の命令以外で口をきく気はなかったのだ。コミュニケーションが取れてないから上手く行く訳ないのだが、突っ込むべきところでもなかろう。
 聖杯戦争が始まったばかりだというのに、早々ランサーの槍の呪いで弱体化したことは、苦々しいことこの上ない。幸いな事に、ランサーのマスターと思しき男___時計塔講師のケイネス・エルメロイ・アーチボルトの所在は掴んでおり、既に手は打ってあるのは不幸中の幸いだ。しかし最優だからこそ我慢できたというのに、桁外れな英霊が切嗣の脳裏を掠める。特にあの金色のサーヴァントはやばいと、傭兵業で培った感が告げている。宝具を使い捨てられる何て反則も良い所だ。しかし勝機はない訳ではない。アレは自由気侭でマスターの命令をも聞いていないのが伺い知れる。穴蔵を決めこんでいる遠坂時臣が出て来た所を殺し、供給源を絶てばいい。それと気になるのがあの子供の形をしているサーヴァントだ。あの影を使った逸話を持った存在がいただろうか。それにマスターが保有しているサーヴァントのステータス透視能力が効かなかったが地味に痛い。金ぴかが本気を出してないにしても、その攻撃を余裕で防いでいるのだ。相性が良いのか、手強いのか判別が着かないが、警戒を怠らない方が良いのは確かだ。
 男は撤収した荷物と共に塒に着いた。






「スッゲー、COOOOL!!!!」

 水晶を覗き込んでいた茶髪の青年が興奮した面持ちで傍らにいる不気味な男に話し掛けた。水晶には先ほどまで古の英霊が集い剣を混じわしていた倉庫街であった。青年はどこか幼い子供のように興奮して喋っている。それを微笑ましそうに見ながら男は相づちを打つ。
 そう、ここまで語った内容だけならば、一般的とは言わないかもしれないが、あり得ない訳ではない。異常極まりないのは男達のいる空間だった。赤黒く汚れた床に明らかに息を絶えようとしている子供のか細い呼吸がやっと耳に届いていた。

「あ、作業中だったね」

 優し気に微笑んでいる青年は空恐ろしい。少年は諦観した眼差しで自分の命の終りを感じ取った。
 彼らの出番はもう少し先の事になる。







つづく……

あとがき
ひとまず、ライダー・セイバー・キャスター陣営で番外編です
ランサー陣営の番外編は予定しているのですが、後はどしましょう?
思っていたよりもケリィ()も書き易かったです
以外とりゅーちゃんの口調が迷子になりました
ではではまた。

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