日々徒然?になる予定
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・超sss
・刀語です
・原作前です
・ヤマもオチも意味も無いです
・猫主なのでCP無しです
・夢だけど変換出来ないよ!
・だから猫主はデフォ名(マオ)だよ!
・刀語です
・原作前です
・ヤマもオチも意味も無いです
・猫主なのでCP無しです
・夢だけど変換出来ないよ!
・だから猫主はデフォ名(マオ)だよ!
これは、かの奇策士・とがめと虚刀流・鑢七花の刀集めの物語より、昔のことだ。
飛弾鷹比等が落命する一年程前の事。
その城に奇妙奇怪な猫が住み着いた。
夜のような藍色の長い毛足で、左右色違いの赤と青の眼が美しい猫だ。
その猫は自らをマオをと名乗り、飛弾鷹比等の傍らによくいたそうだ。
そんなとある日の話。
「君は何者なのだろね」
《僕が何者なんて大した意味はないよ》
高くそびえる天守閣より、城下を見下ろしながら男は笑った。
猫もそれに倣い、男の隣を陣取る。
「それもそうだね」
《それよりも本当にやるの?》
着々と武器は集められ、米俵が城内に運ばれる。
何十年と続いている安寧の時代に不釣り合いな武具。
何人たりとも利を得ることのない戦を、飛弾鷹比等は時の家鳴将軍家に仕掛けようとしているのだ。
《君は死ぬの?》
「うん、死ぬだろね」
《殿様も武士も商人も農民も?》
「死ぬだろね」
マオは諫言も何も言わずに、淡々と言葉を重ねた。
飛弾鷹比等はもまた、淡々と返した。
まるで他人事のごとく、気安く肯定した。
全ては想定内に過ぎないのだ。
《それでいいの?》
男は意味深に笑みを深めた。
結果が実を結ぶなくてもいい。
ただ、世の中に自らの意志を示すためだけに、戦うのだ。
もう止まる事はない。
マオは傍観を決め込んだ。
あとがき
猫主は旅人で、葬神主や藍色主なんかと違い傍観者の位置にいるキャラクターです。
様々に出逢い、眺め、別れるだけ。
そんなキャライメージです。
飛弾鷹比等が落命する一年程前の事。
その城に奇妙奇怪な猫が住み着いた。
夜のような藍色の長い毛足で、左右色違いの赤と青の眼が美しい猫だ。
その猫は自らをマオをと名乗り、飛弾鷹比等の傍らによくいたそうだ。
そんなとある日の話。
「君は何者なのだろね」
《僕が何者なんて大した意味はないよ》
高くそびえる天守閣より、城下を見下ろしながら男は笑った。
猫もそれに倣い、男の隣を陣取る。
「それもそうだね」
《それよりも本当にやるの?》
着々と武器は集められ、米俵が城内に運ばれる。
何十年と続いている安寧の時代に不釣り合いな武具。
何人たりとも利を得ることのない戦を、飛弾鷹比等は時の家鳴将軍家に仕掛けようとしているのだ。
《君は死ぬの?》
「うん、死ぬだろね」
《殿様も武士も商人も農民も?》
「死ぬだろね」
マオは諫言も何も言わずに、淡々と言葉を重ねた。
飛弾鷹比等はもまた、淡々と返した。
まるで他人事のごとく、気安く肯定した。
全ては想定内に過ぎないのだ。
《それでいいの?》
男は意味深に笑みを深めた。
結果が実を結ぶなくてもいい。
ただ、世の中に自らの意志を示すためだけに、戦うのだ。
もう止まる事はない。
マオは傍観を決め込んだ。
あとがき
猫主は旅人で、葬神主や藍色主なんかと違い傍観者の位置にいるキャラクターです。
様々に出逢い、眺め、別れるだけ。
そんなキャライメージです。
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