日々徒然?になる予定
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・猫主の夢小説だよ!
・名前変換機能なんて無いから、マオ表記だよ!
・猫(?)だからCP無いよ!
・sssだよ!!
・割とキャラ崩壊しているよ!
・そろそろこの前書き無くしてもいい?
・猫主の体色はこんな感じ■■■#393f4c藍鉄色です。
・名前変換機能なんて無いから、マオ表記だよ!
・猫(?)だからCP無いよ!
・sssだよ!!
・割とキャラ崩壊しているよ!
・そろそろこの前書き無くしてもいい?
・猫主の体色はこんな感じ■■■#393f4c藍鉄色です。
雪がはらはらと降る。
独り、あの人と共に居た場所をなぞる。
探しても、探しても、あの人はいない。
誰も振り返らない。
私はここに居るのだろうか。
「にー」
「……?」
今度は私は声を辿る。
段々と声が近くなる。
そこに居たのは、藍色の毛玉。
雪に埋もれるように、そこに居た。
「オマエも……ひとり?」
「にゃー」
酷く人間臭い仕草で啼いた。
おっかなびっくり近づいて、抱き上げた。
「あたたかい……」
久しく感じてなかった、いのちに温かさに涙が落ちた。
* * *
「にゃー」
「ん……マオ」
猫の鳴き声に青年___紫劉輝は夢から目覚めた。
あの日、出逢った猫___マオは今も変わらず劉輝の傍らに寄り添っている。
たしたしと柔らかな肉球の感触に破顔する。
劉輝の待ち人___紫清苑は未だ帰って来ない。
だけど温かな存在が共にいるだけで慰められる。
「もうすぐ、春だな」
随分と膨らんだサクラの蕾を見遣る。
運命の出会いももまた、すぐそこまで遣ってきている。
あとがき
猫主は清苑流刑後の冬に拾われました。
この話も原作開始の少し前。
劉輝の願いは『寂しいからずっと側にいて』。
というわけで、猫のフリをしつつ、傍にいます。
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