日々徒然?になる予定
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・猫主の夢小説だよ!
・名前変換機能なんて無いから、マオ表記だよ!
・猫(?)だからCP無いよ!
・sssだよ!!
・割とキャラ崩壊しているよ!
・そろそろこの前書き無くしてもいい?
・今回は王様と猫だよ!!!
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・割とキャラ崩壊しているよ!
・そろそろこの前書き無くしてもいい?
・今回は王様と猫だよ!!!
猫と公子と願い
これは始まりの物語。
あるところに誰にも顧みられていない公子がいました。
彼の名は第六公子・紫劉輝。
実母からも実父からも彼は愛されぬ子供でした。
異腹の兄弟は劉輝を虐めました。
唯一劉輝に優しくしてくれたのは第二公子・紫清苑でした。
愛に飢えていた劉輝が兄を一心に慕ったのは想像に難くありません。
しかし、清苑は劉輝の傍から居なくなりました。
彼の外祖父が権力を求めすぎ、流罪になり後宮から去りました。
幼い劉輝は何一つ知らず、ただただ兄の清苑を待ちました。
劉輝の狭い世界の数少ない住人を失い、劉輝は寂しくて寂しくて仕方がありません。
いえ、自身の願いの在処すら気付いていないこでしょう。
さ迷いながら、劉輝の魂が叫びます。
___さみしい
___ひとりはいやだ
___そばにいて
切ないまでの願いは千の山を越え、千の海を渡り、千の世界の果てにいたある猫の耳に届きました。
猫の名はマオ。
世界を旅をする猫です。
マオは千の世界の果てから、千の海を渡り、千の山を越え、マオは子供の傍らに辿り着いたのです。
《ねぇ、君の名前は?》
「りゅうき」
《君の願いは?》
「ねがい…………?」
劉輝は願うことを知らぬ子供でした。
愛を魂が欲しているのに、自覚していない憐れな子供でした。
《じゃあ、約束をしよう》
マオはその哀しい魂の美しさに惹かれました。
だから、真の願いを劉輝が見つけるまで、ずっと傍らにいることにしました。
今もなお、劉輝の傍らに藍色の毛並の猫が佇んでいるのです。
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