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日々徒然?になる予定
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●注意
・夢小説?名前変換小説?
・と、いいつつもブログなので変換できません
・よってデフォ名:マオ表記
・猫主は猫(っぽい物)です
・動物なのでキャラとの恋愛はありません
・管理人の趣味が反影されております
・猫主の影が薄いです
・腐表現入ります


●旅猫シリーズ(綺想曲で読んでね☆)
猫主(デフォ名:マオ)
一般的なニャンコよりも小さい
毛足は長く藍墨色で赤青のオッド
基本愉快犯で、拾ってくれた人になつく
異能として超能力系を発現している


●黒バス
飛翔で連載中のバスケ漫画
管理人は基本的にスポーツ漫画やスポーツ小説は好きではない
見ているよりも、実際に自分でやったほうが楽しい派
キャラ萌えしてしまったので、書いてみた
黄笠派閥 海常贔屓 笠先輩廚です☆










笠松さんちのにゃんこ


神奈川県にある高校のバスケ強豪校・海常高校は今日も今日とてIHに向けて練習に励んでいた。
梅雨入りしてからやや蒸し暑くなり始めたころだが、日も落ちればまだ涼しく、そのため自主練習にも熱が入った。
レギュラーの面々___主将・笠松や森山・小堀や早川・中村・黄瀬も残っていたので3on3になって夢中になれば時刻も八時台になっていた。
夢中になりすぎた事に苦笑しつつも、そろそろ体育館の鍵を返さなければならず、一先ずシャワーで急いで熱を冷まし、制服へ着替え始めた頃だ。

「黄瀬、早く着替えろ!」
「オ(レ)、先輩達とコンビニでなんか食べたいです!!」
「早川、落ち着きなよ」
「いいんじゃないかな」
「この近くのコンビニで綺麗なお姉さんがバイトしていたな」
「待ってくださいっス〜」

ガヤガヤとじゃれ合いながらも、手早く着替えてる。
一番この中で支度が遅いのはモデルをしている黄瀬だ。
話しているから遅くなるのか、色々体臭など気を使っているから遅くなるのかは、推して知るべし。
早々に着替え終えた笠松は部誌に本日の練習内容などを記入し始めている。
扉をカリカリと何かが引っ掻く音がする。
控え目なその音を拾い上げたのは小堀だった。

「ん?」
「どうした?小堀」
「にー」

小堀は扉をちょっと開いてやれば、するりと藍鉄色の肢体が部室に入り込んだ。
長い毛足を小堀と森山に擦り付けてる。
挨拶なのだろう。

「おー、マオか。久しぶりだな」
「相変わらず美猫だな!ちょっと撮らせろよ!これで猫好きの女の子を……」
「森山先輩はブレないですね……」
「なかむ(ら)ー!!可愛いぞ!!」
「猫っスか?俺も触りたいっス!!!」

猫を囲むように集まる面々。
特に犬っぽい性格をしている黄瀬や早川が触ろうと手を伸ばすも、マオはすばしっこく避けて、主将である笠松の所に逃げられてしまった。

「あ?マオか……珍しいな海常まで来るなんて……」
「にゃー」

柔らかい手つきでマオの喉を撫でる。
マオは気持ち良さそうにゴロゴロと喉を鳴らした。
そんな姿に少々嫉妬してしまうのは駄犬(笑)と名高い黄瀬だった。

「うぅ、センパイって俺を撫でるよりも手付き優しくないッスか?!」
「あぁ?なんで小動物といい体格のオマエを同じ扱いしなきゃいけねぇんだよ」
「ぶふぅ!!猫に嫉妬かー?」
「森山、笑うのはよくないぞ」
「その猫は笠松先輩の家の飼い猫ですよね?」
「度々遊びに来てるぞ!」

末っ子気質な黄瀬が拗ねるのをやや天然にツッコミをする笠松。
そんな黄瀬を森山がからかいつつ、小堀が諌める。
二年組の二人はマイペースに自分の知っていることを黄瀬に教えた。
本日も海常組は仲がよろしいようだ。

「なー」
「とっとと終わらせるから待ってろ」
「ホラ、黄瀬も機嫌直せ」
「む〜〜〜〜」

華麗にスルーする笠松を睨みつける黄瀬を慰める小堀は海常の良心に違いない。
ムクれつつも、そろそろ行動に移さないとキャプテンの蹴りが飛んで来る。
汗を拭いつつ、手早く着慣れたワイシャツに腕を通す。
その間に笠松は部誌を書き終えて、部室の最終チェックに周り、小堀・森山は猫談義(正確に言うならば、猫を使っていかに女の子を口説くかという森山シュミュレーションだが)をしている。
早川は相変わらず触ろうとマオに手を出して、中村はストッパーとして付いている。

「いいか?」
「はいっス!!」
「お(れ)も大丈夫です!!」
「はい」
「おう、いいぜ」
「うん」
「うにゃ」
「じゃ、閉めるぞ」

監督に鍵と部誌を提出しにいく笠松を待ちながら、話は本日の乱入猫・マオに変わる。

「笠松センパイが猫飼ってるなんてしらなかったっス」
「ん〜、でも時々海常まで遊びに来ているよな」
「三年になってから校内で見かける頻度は上がってるな」
「お(れ)、よく金木犀のとこの木陰で寝て(る)の見ます」
「後は更衣室の屋根とかでも見ますね」

共通話題に入っていけない所に黄瀬は少々疎外感を感じつつ、マオを見下ろした。
人の都合何て猫には関係ありません、とばかりに手を舐めている。
抱き上げようと音もなくしゃがむも、察しよく逃げられた。

「おい!帰るぞ!!」
「「「「「はーーーい!!」」」」
「にゃーーーー!」

器用にジャンプしてマオは笠松の肩に移動する。
その頭を撫でる笠松の笑顔はいつもよりも幼い。

(え?)

ドクン、と強く心臓が拍動する。
黄瀬は自分の胸をそっと押さえた。
ふわふわと、言葉にならない何かが胸の内に落ちた。
その名前をまだ知らない。

「おい、黄瀬ぇ!!置いてくぞ!!!」
「ちょ、まってくださいっス〜〜」

黄瀬は気付かなかったが、笠松の肩にいる猫がジロリと睨んでいた事を。
この猫の出没回数が増えた理由を。
これから起こる不可思議を。
ただの猫でない事を。
黄瀬はまだ知らない。



おわれ!!



後書き
キャラクターが迷子過ぎる。
猫主の今回お世話になっているのは笠松家です。
笠松先輩が幼少の頃の拾って来て、ずっと住み着いています。


書き始め 130718

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